August 25, 2005 | ロンリープラネット主義!
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来月はアイルランド出張です。んで,先日,梅田に出てガイドブックを買ってきました

 ■Tom Downs, et al.: "Lonely Planet Ireland" 6th Edition, Lonely Planet Publication (2004).
 ■Martin Hughes: "Lonely Planet World Food Ireland" 1st Edition, Lonely Planet Publication (2000).

ぽた家が海外出張/海外旅行するときのガイドブックはいつもロンリープラネットです。これが一番情報が多いから実に重宝してます。「地球の歩き方」も「るるぶ」も「マップル」も悪くはないですが,これはまあ必要なところを図書館とかで断片的にコピーして使うくらいかな。ロンリープラネットは保存版として旅の思い出を詰めて本棚に並べておくのもよし,実際旅行に持って行ってこれを片手に街をウロウロするのもよし。ぽた家にとってはなくてはならないガイドブックです。いやいや,ぽた家だけでなく,ロンリープラネットは世界中のバックパッカーの必携の書。さらに,バックパッカーの若者だけでなく老若男女の旅行の供です。世界中で愛される理由はちゃんとあります。まずはそこからご紹介。ロンリープラネットのよい点(ぽた郎&ぽた子が個人的に気に入っている点)を列挙してみます。

  1. データが満載。「地球の歩き方」や「るるぶ」,「マップル」など日本のガイドブックに比べデータ量が圧倒的に豊富。特に,地方都市に行くとその差は歴然。全然観光地っぽくないところもちゃーんと載ってます。ぽた郎の出張先はなぜか地方都市が多いので,どーやってそこに辿り着くかは死活問題。こういうとき,日本のガイドブックはほとんどアテになりません。ひどい時には1ページのわずか半分のスペースだけ,地図なし写真なし,っていう街もありました(大きな街なのに,観光地じゃないとこの扱い)。観光客が行かないところは書いてもムダなんでしょうかね〜。その点,ロンリープラネットは「うわ,こんな街まで載ってる」というくらい緻密に網羅されてます(試しに「Japan」でご自分の住んでる街や出身地を見てみると面白いです)。
  2. もちろん,大都市でも重宝。図書館とか本屋とか(地元の人が行く)ショッピングセンターとかレンタサイクルとか,日本のガイドブックにはこんなん全く載ってません。結局日本のは,有名な名所旧跡をまわる以外の行動はあんまし想定していないのね・・・。
  3. 女性の一人旅や子供連れ,老人,障害者,ベジタリアン,ゲイなど所謂マイノリティーにもちゃーんと配慮してあるところ。これもぽた郎にとってはかなり重要なポイントです。日本のガイドブックはまってくアテにならん。ベジタリアンなんてこの世に存在しないが如くです。ロンリープラネットさえあれば,地球上,どこへ行ってもおいしいベジタリアンレストランでうまいものにありつけます。しかも,大抵は地元のいい食材を使って丁寧に作られた郷土料理が多く,ロンリープラネットで紹介されたベジレストランでいまだハズレに当たった試しがありません。(^^)v
  4. 何より,ロンリープラネットは歴史や文化的背景,社会情勢なども巻頭にしっかり書かれており,まずその国にリスペクトすることから始まるのがよい姿勢です。「地球の歩き方」では巻末に駆け足で書かれる程度。扱い方が全く違います。やっぱ,歴史って大事だよね。
反面,ロンリープラネットは日本語版もいくつか発売されてるのに,なかなか日本ではメジャーになりませんね・・・。その理由も(余計なお節介ですが)分析してみました。というわけで,ロンリープラネットの問題点(ぽた郎&ぽた子は特に不満には思ってないが,こうした方が日本では売れるんじゃないかなー,という点)は以下の通り。
  1. 写真が少ない。いくつかカラーの挿入ページが所々に挟まってるだけ(それもここ数年の版でようやく,というカンジ)。日本のガイドブックに比べれば圧倒的に写真が少ない。これは実は「ミシュラン」も同じ。ぽた郎が去年買ってきたいくつかのパブガイドなど殆ど全てその傾向は共通。なんでや〜。もちろん,綺麗な写真集など安く売ってたりしますが,ことガイドブックに関してはどれもこれも驚くほど写真が少ないものばかり。アチラの人はよほどイマジネーションがあって,旅の前からシミュレーションをするのは好きではないのかな〜? どなたか,この理由を教えて下さい〜。
  2. 紙面が地味。写真が少ないからと言う理由もあるが,ひたすら文字列の羅列。レイアウトの工夫もデザイン感もあったものではなし。特に日本語版はナゼか貧相〜に見えてしまいます。英語版だとそーでも見えないのに,この印象の違いはなんでや? だれか合理的に説明して下さい〜(笑)。というわけで,せっかく日本版にするのならも〜少しオシャレにアレンジしてもよさそーなのに(という理由で,ぽた家は日本語版でなく英語版を買ってます)。
  3. 高い。冷静に考えると高いよ,やっぱし。例えば,「Lonely Planet Irerand」はUS$で21.99ドル,UK£で13.99ポンド。日本円に換算すると,それぞれ2,319円(1$=110円で換算),2,770円(1£=198円で換算)。イギリスで買うと物価が高いから割高感はあるとしても,日本で洋書として買うとさらに高い。それに対して,「地球の歩き方 アイルランド」は1,722円。情報量が違うから単純に比較はできませんが,このお値段の差はうーん,というカンジ。これでは日本では(日本語版として売ったとしても)なかなか売れないな〜。がんばれ,ロンリープラネットさん。
  4. 分厚い。分厚すぎ。情報満載だから仕方ないのかもしれませんが,とにかく嵩張り過ぎ。特に「Britain」とか「France」とか「Spain」とか買うと,こりゃもう「辞書」だよ,ハッキリ言って。てなわけでぽた家は「Britain」の代わりに「England」,「Spain」の代わりに「Andarsia」という地域バージョンを買いました(「France」はホンマは「Province」を買いたかったのですがパリの本屋で英語版が売ってなかったので・・・)。まあ,「地球の歩き方」みたいに良い紙使ってないんで,厚さの割に重くないのが救いですが。欧米のバックパッカーは握力あるのかな〜・・・?(笑)
  5. 日本語版が圧倒的に少ない。メジャーな国しかない。本屋になかなか売ってない。出すならもっとバーンと出さんと・・・。大手出版社で提携してくれるところがあると大々的に売り出せるのにね。難しいかな?
というわけで,いろいろ甲乙分析してみましたが,なんだかんだでやっぱりロンリープラネットが一番ですね。これを見ると文化としてのツーリズムというのは日本ではまだまだなような気がします・・・。もちろんぽた郎は西洋至上主義でもありませんし,自虐的非国民(笑)でもありません。日本も日本ならではのいいところがいっぱいあるよ。でも,ツーリズム文化の一端としてのガイドブックはまだまだ成熟していないような。ガイドブックに限らず,日本って,モノがいっぱい溢れてる割に表層的なところだけで個性(らしきもの)を勝負して,実は選択肢があまりないことって多いですよね。ビール然り,カレーのルー然り,マンションの間取り然り・・・(どれも個人的なことで恐縮ですが。でもそうなのよ!)。日本でもいずれ,ロンリープラネットを凌駕する優れたツーリズム精神のガイドブックが出版されて欲しいものです。それまでは,ぽた家はロンリープラネットを買い続けます。(^^)
 

May 31, 2005 | ころけーしょん
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本日は日中ほんの一瞬だけ梅田に行く用事があったので,ほんの一瞬だけ紀伊国屋に行って洋書コーナーを漁る。紀伊国屋に来たのは何ヶ月ぶりかのぅ〜。久々に文明を見た,ってカンジ(笑)。で,買ったのはこれ。「Oxford Collocations Dictionary」デス。

Diana Lea (ed): "Oxford Collocations Dictionary for Students of English", Oxford Univ Press (2002).

「collocation」とは,「相性」とか「つながり」とか言う意味です。そのままズバリ,つながりのある英語表現がオンパレードの辞書。以前,みはみはさんのところで紹介されてたヤツ。退院して以来ずっと買いたかったのだ〜。もちろん,領収書払い(笑)。この「コロケーション」,なかなかスグレモノです。特に形容詞と副詞の使い方が便利〜。例えばこんな感じ。

appropriate adj.
  • VERBS be, seem | consider sth, deem sth, think sth It was thought appropriate to award her the prize.
  • ADV. extremely, very | entirely, quite
  • PREP. to Tutors can construct tests appropriate to individual students needs.
significant adj.
  • VERVS be, prove | become | remain | consider sth (as), deem sth, regard sth as, see sth as, think sth, view sth as The move was regarded as significant in Japan.
  • ADV. deeply, extremely, highly, particularly, very | fairly, auite | statistically These differences are not statistically significant.
  • PREP. for This development proved highly singificant for the whole town. to rtuals which are deeply significant to Christians.
ヒマつぶしに読んでるだけでも楽しいです。もちろん,お仕事にもお役立ち〜。(^^)v

ちなみに,私の持ってる英語のお役立ち辞書は

Ntc's Thesaurus of Everyday American English (National Textbook Language Dictionaries), National Textbook Company, (1994)
The Merriam-Webster Thesaurus, Merriam Webster, (1996).
The Oxford Quick Reference Thesaurus, Oxford University Press, (1998).

などです。単に辞書マニア?(笑) こんだけ持ってても,全然上達せじ我が英語・・・。_| ̄|○

December 23, 2004 | ライヒ,ミニマル,英会話
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先日買ったスティーヴ・ライヒのCDについて,ちょっと書いてみようと思う。ライヒについていつかは書かねば,と思っていたが,ちょうど良い機会。

STEVE REICH Different Trains/Triple Quartet/The Four Sections, Orchestre National de Lyon, David Robertson, naive, MO782167

今回のアルバムはライヒの新作ではないが,やはり,見たら買ってしまうのはライヒ中毒の性(さが)か。ぽた子さんには,「その曲,持ってるじゃないの〜っ」と文句言われつつも,やはり,ライヒだったら買う。それがコレクター魂というもの。(笑) オリジナルの弦楽四重奏版に比べ,弦楽オーケストラはかえって透明感が増してマイルドな聞き心地になるし,フランスのオケらしい華やかで軽やかな金管の響きはライヒ的ミニマルの新しい側面を見せてくれる・・・,なーんてマニアっぽい批評を思わず書いてみたくなっちゃう程だ。ま,そんなことはどうでもいいけど。

閑話休題。だいぶ前になるが,@nakさんのブログに英語のイントネーションについて,コメントが載っていたのを思い出した。そう,イントネーションが大事ですね,英語の喋りは。ぽた郎はあんましちゃんとした英語教育は受けてないので完全に自己流の勉強しかしてないのだが,英会話に限って言えば,これまで一番役に立った教材というのが,実は何を隠そう,コレ。スティーヴ・ライヒの「Different Trains」なのだ。

ライヒの1988年の作品「Different Trains」は,彼のバイオグラフィーの中でもターニングポイントとなる作品である。それまでメロディーというものの存在しない抽象的なパターンやリズムなどの反復によって構成されてきた,まさに抽象絵画のような彼のミニマル的手法が,この作品からはコンセプトが大きくシフトし,人間の声,しかも物語性やメッセージ性を強めた作品に移ってきたからだ。もちろん,人間の声を素材に使っても,ライヒ的ミニマル要素はまさに「ライヒ的」以外の何者でもない。手法的には,むしろ処女作の「It's Gonna Rain」に先祖帰りしたような形だ。インタヴューで採取した人間の声,それを執拗に強迫観念的に反復させる。しかもこの作品では,楽器が人間の台詞をユニゾンでなぞって行く。まるで本人の見えざる内心の声のように・・・。

百聞は一見に如かず。まずは楽譜を見てみよう。ライナーノートにも載ってる出だしの一節。
   Reich.gif
ちなみに,サンプル音源は amazon.com の方にもあるので,興味のある方はどーぞ(リンクページの下のほう,「Listen to Samples」の一曲目「1. Different Trains: America - Before the War」がソレ)。この楽譜を見ながら,初めてこの曲を聴いて,ぽた郎は愕然。「な,なんと! 英語って楽譜に表せるんだったのかぁぁぁ〜っ!」(@o@) 「こんなん,学校や参考書では教えてくれん〜っ!!!」

・・・つまり,英語(やその他のヨーロッパ系言語)のイントネーションは,音楽と同じなのだ。いや,音楽そのものと言ってもよいかもしれない。そりゃあ当たり前だね,冷静に考えれば。むしろ,日本語を西洋音楽のフレーズに無理矢理当てはめる近代以降の歌唱法が不自然なのであって(余談だが,日本音楽のよき伝統を完全に分断した最大の戦犯は文部省唱歌であることは,意外と知られていない),英語圏の人はまさに歌うように喋り,喋るように歌うということを,ダウランドからパーセルを経てビートルズに至るまで,ずっと何百年と続けてきたのだ。普段喋ってることが楽譜にできちゃうということも,なるほどうなずける。確かに,それをほんまに忠実にやってのけちゃったライヒって,やっぱりすごいヒトだと思うけど。

「Different Trains」では,直訳すると「さまざまな列車」と言う通り,戦前のアメリカの(恐らくライヒ自身の幼年期の)幸せな旅行の体験("from Chicago to New York"..., "one of the fastest trains"..., "different trains every time"...)と,ほぼ同時期に大陸の向こうで起こった悲惨な出来事("on my birthday"..., "Germans invaded Hungary"..., "You must go away"..., "Lots of cattle wagons there"...)の物語が交差して進行する。インタヴューの台詞がテープループによって執拗に繰り返され,弦楽四重奏(今回のCDでは弦楽オーケストラ)がその声をなぞる。インタヴューの台詞は感情が抑制された淡々とした語りのはずなのに,音楽も決して安易に感動を押し売りするロマン主義的な手法ではないのに,それだからこそひしひしと伝わる切迫感と共感。台詞が繰り返し繰り返し強迫観念的に反復されることによって生まれる緊張感。素材としても手法としても構成としても,まさにライヒの円熟期の始まりと誰もが言わしめるに足る大作である。そして,その手法はその後の「The Cave」や「Three Tales」と言った超大作に受け継がれて行く・・・。

この曲を繰り返し聴くうちに,ぽた郎はいつしか,楽器を奏でるがごとく,歌を唄うがごとく,英語を喋ることを心掛けるようになった。相変わらず"r"と"l"をうまく喋り分けることはできないけど。それでもまあ,ジャパニーズ訛りのベタな発音からは少しは脱却できたのかな,と自分では思う。英語はイントネーション。言い換えれば,リズムと音程。そう,五線譜で書けるのです。そう考えると,英語の発音って,結構お気楽に勉強できますよね・・・? 

というわけで,皆の衆,ライヒを聴くべし! 結局,それが今回の結論。(笑)

September 26, 2004 | dialect考
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ブリストルのホテルでチェックインしようとしたときのこと。受付のおねーさんが完膚なきまでのブリストル方言(もしかしたらウェールズ方言)でなかなか会話に苦労しました。「Have a good day!」が「'Ave a good die!」に聞こえるのはオーストラリアでも体験したのである程度即座に対応できるのですが,「credit card」が「credit coid」,「nice city」が「nois city」と聞こえた日にゃあ,もうなにがなんだかわからへん(笑)。それにイントネーションも明らかに聞き慣れた英語とはだいぶちゃう。しかも若くてかわいいおねーさんが目の前で自信もってそのように発音していると・・・,多少聞き覚えのある英単語が混じっていてもすでに目の前で喋られているのがいったい英語なのかフランス語なのかウェールズ語なのかわからなくなって,英語にスイッチしていた耳(と神経)が即座に崩壊,あたまぐるぐるオロオロ状態。普段ヘタクソな英語を太い神経とポーカーフェイスでカバーしてるぽた郎ですが,このときばかりはむちゃ下手に出てしまって,なんども「Sorry? Sorry?」を繰り返してしまいました(恥)。

この感覚,どこかで経験したことある・・・と帰国して暫くしてから思い出しました。そうそう青森でのこと。青森にはぽた郎の遠い親戚が住んでるのですが,そのおじさんはお酒を飲むと完膚なきまでの津軽弁になり,ぽた郎の耳には「あ,なんか韓国語に近いな〜」と不思議に聞こえたものでした。一旦そうやって耳がスイッチすると,もはや多少聞き覚えのある日本語が混じっていても日本語として聞き取れなくなってしまい,会話に難儀した記憶があります。

今回仕事関係で会った人たちもこんな感じでいわゆる標準英語でない発音をする人たちが多かったのですが(ウェールズ人,イギリス系南アフリカ人,インド系イギリス人,イラク系イギリス人・・・etc.),やはり自信を持ってスピーチしてたりするのを見ると,カッコいいですね。標準英語とか標準語(日本語)っていったいなんなんでしょうね? 単にBBCやNHKの世界で話されてる特殊言語? と思ったりしてしまいました。余談ですが,生粋のイギリス人の知り合いに「私はBBCのアナウンサーみたいに流暢に英語を喋れるようになりたいのだ」と言ったら「普段そんな風に喋ってるイギリス人なんていないよ」と言われてしまったこともあります(汗)。関西人も公の場で関西弁をもっと喋ればいいのに。特に電車のアナウンスとかね。・・・とか言ってる当のぽた郎もいつまでたってもネイティヴ関西人のように流暢な関西弁が喋れへんのですが。まずはこのへんからベンキョーせなあかんね(笑)。

いや〜,英語って奥が深いですね。そして日本語も。いろいろな国の,いろいろな地方の言葉が知りたい,今日この頃です。

(本文とは全然関係ありませんが,写真はロンドンの地下鉄で有名な「Mind the gap」。この構内アナウンスを聞くと,ああ〜ロンドンに来たんだな〜,といつも思います。米語ならさしずめ「Watch your step」というところでしょうか。私はアメリカ英語よりもイギリス英語の方がなんとなくカッコよくて好き。(^^))

August 23, 2004 | 英語CD + CLIEでおべんきょー。
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語学熱がにわかに高まってるなりよ。(←みはみはさんのまね。(^^; )
昨日は以下の本を買いました。CD付きの本です。

登内 和夫他:超右脳つぶやき英語トレーニング, 総合法令 (2003).
草ヶ谷 順子他:VOA英語ニュース3STEPリスニング—国際ニュース最前線にチャレンジ

ただいま,CDをMP3に変換して,iTune→CLIEにせっせと転送しております。これは便利〜。最近の英語の勉強も未来的(?)になったものだ。ぽた郎はヒアリングがえらい苦手なんで,これでネイティヴの発音に慣れるのだ。明日からがんばろう〜っと。

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August 19, 2004 | "I likes a pint."でOK?
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昨日の「1984」はさっそくみはみはさんPoreporeさんから反応がありました。さすが〜。お二人ともすごいですな。こうやっていろんな人から人へブームが飛び火していくのはブログの良いところですね。それに本やCDは自転車ほど出費がかからないし♪(とかなんとか言ってるうちにあれよあれよと・・・(笑))

ところで,昨日の「1984」の引用した部分で,気になる文章がありましたので,早速調べてみました。「I likes a pint.」です。これはぽた郎の打ち間違いではありません。ぽた郎も打ってるとき,アレっ?と思いました。たしかコクニー(ロンドン訛)ではこんな風にも言ったっけかな〜。とか漠然と思ってましたが,気になって調べてみたら,ありましたありました。たまたまぽた郎が持ってたロンリープラネットのフレーズブックの中で,ちゃーんと書いてありました。ちょっと長いけど引用します。

■ "BRITISH PHRASEBOOK", Lonely Planet Pblications (1999).

There is, of course, a need for Standard English, which since the 18th century has centred on London. Every written language needs some agreed standard to bind its many dialects, rather in the way modern Standard Italian -- which has existed for little more than a century -- forms a bridge between the dozens of dialects most Italians speak at home. In terms of accent, Received Pronunciation (RP) is only spoken by the middle and upper classes of the southeast of England and those educated in public (private) schools. It's not necessarily the easiest form to understand. In the case of he upper class, it's sometimes almost impossible to understand at all. As RP is the form most used in language teaching, it's now spoken by more foreigners than native speakers. Accent aside, most people don't speak what is considered 'good' English. They use double negatives (He don't never answer; I ain't got non) non-standard parts of verbs (She don't care; Oh yes she do) or non-standard pronouns (That's alright for he; That's not for we; Us'll see about that; Whatever he dos, it won't be to I). ...(snip)... This habit, formerly rare in southern England, has become a defining characteristic of what has become known as Estuary English and is thought to have been reinforced via the popularity of Australian soap operas such as Neighbours and Home and Away. A rising inflection is common in both Australian and New Zealand English. (pp.29-30)
つまり,「標準英語」ってのはかなり限られた地域の限られた階級の人々しか喋ってない言葉だったんで,特に Estuary English (「河口英語」とでも訳すのでしょうか・・・)など,現在でもほとんどの人がいわゆる「正しい」英語を喋っているわけではない。ということでしょうか。

しかし・・・,これを世の中学生,高校生に読ませたら,なんと喜ぶことでしょうかね。要は,まあ多少文法的にアヤしくても通じりゃOK!当のイギリス人だってそう喋ってるんだから・・・。そりゃまあ「正しい」英語を話せればそれにこしたことはないですが,世の英語教育は「正しい」英語でなければならない・・・,なんて脅迫観念的な覚え方させられませんでした? それで英語嫌いになっちゃったら,コミュニケーションしようとしなくなっちゃったら元も子もないと思いますが。この文書読んで,ぽた郎もなーんか勇気づけられちゃいました。(^^)

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August 18, 2004 | 英語ブログはじめました・・・(?)
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本日は梅田の紀伊国屋に Thomas Cook を買いに行ったのですが,洋書コーナーを前にして,そーいえばしばらく前にみははさんQyouさんのブログで英語を書く,ってことをやってはったな〜,と思い出し,それに影響されてか,思わずペーパーバックを何冊か買い込んでしまいました。で,買ったヤツはコレ。いずれも,これまで日本語で読んだもの(軟弱)。テキトーに選んだハズだが,みごと三冊ともSFになってしまいました・・。 

■ George Orwell: "NINETEEN EIGHTY-FOUR", Penguin Books (1949, 1989).
■ Ray Bradbury: " FAHRENHEIT 451", Ballantine Books (1950, 1991). ←華氏911ではナイ。
■ Philip K. Dick: "DO ANDOROIDS DREAM OF ELECTRIC SHEEP?", Ballantine Books (1968, 1996)

ぽた郎もみはみはさんやQyouさんにならって頑張って英語のブログを書こうかとは思ったのですが,英作文はなかなか苦手でネットに自分の駄文を晒すの恥ずかしいので,「名文」を引用し,勉強(してるフリを)することにしようと思います。・・・というわけで,今日はジョージ・オーウェルの「1984年」。いきなり超名作ですな。「1984年」の一節に(ストーリーとは全然関係ないけど)ぽた郎のお気に入りの会話があります。これを英語でいってみよう〜。

   "You telling me you ain't got a pint mug in the 'ole bleeding boozer?"
   "And what I hell's name is a pint?" said the barman, leaning forward with the tips of his fingers on the counter.
   " 'Ark at 'im! Calls 'isself a barman and don't know what a pint is! Why, a pint's the 'alf of quart, and there's four quarts to the gallon. 'Ave to teach you the A, B, C next."
   "Never heard of'em," said the barman shortly. "Litre and half-litre -- that's all we serve. There's the glasses on the shelf in front of you."
   "I likes a pint," presisted the old man. "You could'a drawed me off a pint easy enough. We didn't 'ave these bleeding litres when I was a young man."
   "When you were a young man we were all living in the treetops," said the barman, with a glance at the other customers. (p.91)
(ぽた郎註:原文では引用符はクォーテーションですが,モニタ上では見づらいのでダブル・クォーテーションにしてあります。)
うーん。かなり口語(ロンドンっ子訛り?)が入ってるんで,イキナリ難しいです・・・。ところでこの部分,なぜぽた郎がお気に入りなのかは・・・,こちらをご参照下さい(笑)。訳もそちらに。

June 04, 2004 | その後の Ave Verum Corpus
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「死体」論,気になって仕方ないので(^^;,ひきつづき。今度はラテン語の「corpus」も調べてみました。こちらはあんまし大きい辞書じゃないけど,とりあえずぽた家文庫にあったヤツ(Cassel's LATINE & ENGLISH Dictionary)。

Corpus n. body, substance, matter; esp. the body of men and animals; flesh, the trunk; sometimes a corps. Transf., a person, "a body"; the "body politic"; in gen., the main mass of a thing.
なるほど,なるほど。ラテン語のオリジナルでも「生体」「死体」両方の意味があるのねん。これはカエサル時代からの古いラテン語でもそうなんでしょうか?それとも中世以降の教会公用語となった頃からなんでしょうか?このへん詳しい本をあたってみる必要がありますね・・・。うーんドロ沼にハマりそう。

Qyouさんもキリスト教との関連性を示唆されていましたがぽた郎としても,「生体」「死体」両者の意味を持つのは,やはりキリスト教の思想に由来するのではないかと思います(現段階ではあくまで私見ですが)。「Corpus Christi」というと,やはり十字架にかかったキリスト像を思い起こすように,生物学的には屍となった(それゆえに宗教的には超越的な存在になった)「肉体」ですよね。さらに,Mozartで有名な(ぽた郎の趣味的にはWilliam Byrdですが)「Ave Verum Corpus」はラテン語典礼文を書き下すとこうなります。

Ave verum corpus natum Ex Maria Virgine, Vere passum, immolatum In cruce pro homine, Cuius latus perforatum Vero fluxit sanguine, Esto nobis praegustatum, Mortis in examine, O clemens, O dulcis Jesu, Fili Mariae.
幸いなるかな処女マリアより生まれ出づる御体よ。人のため,十字架の上で苦しみ,脇腹を貫かれ,血を流し給う。願わくは我らにその御体を味わわせ給え。慈悲深く優しいイエスよ,マリアの御子よ。 (ぽた郎訳)

うーん。非キリスト教徒にとってはやはりショッキングな表現です(キリスト教徒の方,すみません)。「死」あるいは「死体」のイメージがそこには色濃く現れてますね・・・こうやって改めて日本語訳を見てみると。あの美しいメロディからはなかなか想像し難いところです(少なくとも非キリスト教徒にとっては)。もともと原始キリスト教にはカニバリズム的なイメージがあるとよく指摘されていますが,「死体」のイメージは日本語(あるいは漢字)が与えるインパクトほど不浄で隠蔽すべきものではないのかもしれませんね。このあたり,お詳しい方のご意見を仰ぎたいところです。

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May 24, 2004 | Ave Verum Corpus
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ぽた子さんが最近お気に入りのNHK「100語でスタート会話」のコーパス君,実は Poreporeさんの説では「死体君」(!!) と言うことかも・・・ということなので,気になって夜も眠れず,急遽調べてみました。(笑)

手持ちの辞書(Webster's Encyclopedic Unabridged Dictionary)で調べますと,「Corpus」は


  1. a large or complete collection or writings
  2. the body of a man or animal, esp. when dead.
  3. a body, mass or part having a special character or function.
  4. a body of utterances or sentences assumed to be representative of and used for grammatical analysis of a given language or dialect.
  5. a principal or catial sum, as opposed to interst or income.

とありました。なるほど〜。確かにやっぱりコーパス君は「死体君」だったのですね・・・。(笑)
語源的には「体」「本体」「大事なもの」というラテン語の意味から,やはり4の意味辺りが両者を繋ぐルーツかと思われますです。

ちなみに「死体」という意味では「corpse」の方が口語的・直裁的のような気がしますが,如何でしょうか。「corpus」というとラテン語と同じ綴りで「Corpus Christi」「Ave Verum Corpus」のようにちょっと格調高そうなニュアンスがあるのではないかと思います。(いや,こればっかりはネイティヴの方のご意見を伺わないとですね・・・。)どなたか,英語ペラな方,ご教授下さい〜。(^^;