December 31, 2004 | 時代小説!
C:2

ぽた郎実家から,年末の大掃除で要らなくなって処分するから,と言って文庫本がどっさり送られて来た。幸いまだ書庫に余裕があるので有り難く頂戴致します。<(_._)> うちわけは・・・。
 ・池波正太郎 121冊
 ・藤沢周平 10冊
 ・司馬遼太郎 8冊
 ・吉川英治 8冊
 ・津村陽 5冊
 ・浅田次郎 2冊
全部時代小説ばっか。(笑) しかも司馬遼太郎は年明けに第2陣で送るそーな。 (^^; これからしばらく時代小説漬けかも・・・。読み終わるまでに何年かかることやら。(嬉しい悲鳴〜)

December 25, 2004 | やちむんの神様
C:4

壺屋焼の巨匠,人間国宝の金城次郎氏が逝去。
http://www.asahi.com/obituaries/update/1225/003.html 
ぽた家は次郎さんの作品は持ってませんが(欲しいが手が届かん),次郎さんの娘さん(宮城須美子氏)の作品は持ってます。次郎さん風のお魚柄の夫婦(めおと)茶碗。那覇のやちむん通りでさんざん探して買いました。結構気に行ってます。値段もリーズナブル。人間国宝の娘のお茶碗で毎日ゴハン食べてます。ハイ。(^^;
・・・ともあれ,ご冥福をお祈り申し上げます。

December 23, 2004 | ライヒ,ミニマル,英会話
C:0

先日買ったスティーヴ・ライヒのCDについて,ちょっと書いてみようと思う。ライヒについていつかは書かねば,と思っていたが,ちょうど良い機会。

STEVE REICH Different Trains/Triple Quartet/The Four Sections, Orchestre National de Lyon, David Robertson, naive, MO782167

今回のアルバムはライヒの新作ではないが,やはり,見たら買ってしまうのはライヒ中毒の性(さが)か。ぽた子さんには,「その曲,持ってるじゃないの〜っ」と文句言われつつも,やはり,ライヒだったら買う。それがコレクター魂というもの。(笑) オリジナルの弦楽四重奏版に比べ,弦楽オーケストラはかえって透明感が増してマイルドな聞き心地になるし,フランスのオケらしい華やかで軽やかな金管の響きはライヒ的ミニマルの新しい側面を見せてくれる・・・,なーんてマニアっぽい批評を思わず書いてみたくなっちゃう程だ。ま,そんなことはどうでもいいけど。

閑話休題。だいぶ前になるが,@nakさんのブログに英語のイントネーションについて,コメントが載っていたのを思い出した。そう,イントネーションが大事ですね,英語の喋りは。ぽた郎はあんましちゃんとした英語教育は受けてないので完全に自己流の勉強しかしてないのだが,英会話に限って言えば,これまで一番役に立った教材というのが,実は何を隠そう,コレ。スティーヴ・ライヒの「Different Trains」なのだ。

ライヒの1988年の作品「Different Trains」は,彼のバイオグラフィーの中でもターニングポイントとなる作品である。それまでメロディーというものの存在しない抽象的なパターンやリズムなどの反復によって構成されてきた,まさに抽象絵画のような彼のミニマル的手法が,この作品からはコンセプトが大きくシフトし,人間の声,しかも物語性やメッセージ性を強めた作品に移ってきたからだ。もちろん,人間の声を素材に使っても,ライヒ的ミニマル要素はまさに「ライヒ的」以外の何者でもない。手法的には,むしろ処女作の「It's Gonna Rain」に先祖帰りしたような形だ。インタヴューで採取した人間の声,それを執拗に強迫観念的に反復させる。しかもこの作品では,楽器が人間の台詞をユニゾンでなぞって行く。まるで本人の見えざる内心の声のように・・・。

百聞は一見に如かず。まずは楽譜を見てみよう。ライナーノートにも載ってる出だしの一節。
   Reich.gif
ちなみに,サンプル音源は amazon.com の方にもあるので,興味のある方はどーぞ(リンクページの下のほう,「Listen to Samples」の一曲目「1. Different Trains: America - Before the War」がソレ)。この楽譜を見ながら,初めてこの曲を聴いて,ぽた郎は愕然。「な,なんと! 英語って楽譜に表せるんだったのかぁぁぁ〜っ!」(@o@) 「こんなん,学校や参考書では教えてくれん〜っ!!!」

・・・つまり,英語(やその他のヨーロッパ系言語)のイントネーションは,音楽と同じなのだ。いや,音楽そのものと言ってもよいかもしれない。そりゃあ当たり前だね,冷静に考えれば。むしろ,日本語を西洋音楽のフレーズに無理矢理当てはめる近代以降の歌唱法が不自然なのであって(余談だが,日本音楽のよき伝統を完全に分断した最大の戦犯は文部省唱歌であることは,意外と知られていない),英語圏の人はまさに歌うように喋り,喋るように歌うということを,ダウランドからパーセルを経てビートルズに至るまで,ずっと何百年と続けてきたのだ。普段喋ってることが楽譜にできちゃうということも,なるほどうなずける。確かに,それをほんまに忠実にやってのけちゃったライヒって,やっぱりすごいヒトだと思うけど。

「Different Trains」では,直訳すると「さまざまな列車」と言う通り,戦前のアメリカの(恐らくライヒ自身の幼年期の)幸せな旅行の体験("from Chicago to New York"..., "one of the fastest trains"..., "different trains every time"...)と,ほぼ同時期に大陸の向こうで起こった悲惨な出来事("on my birthday"..., "Germans invaded Hungary"..., "You must go away"..., "Lots of cattle wagons there"...)の物語が交差して進行する。インタヴューの台詞がテープループによって執拗に繰り返され,弦楽四重奏(今回のCDでは弦楽オーケストラ)がその声をなぞる。インタヴューの台詞は感情が抑制された淡々とした語りのはずなのに,音楽も決して安易に感動を押し売りするロマン主義的な手法ではないのに,それだからこそひしひしと伝わる切迫感と共感。台詞が繰り返し繰り返し強迫観念的に反復されることによって生まれる緊張感。素材としても手法としても構成としても,まさにライヒの円熟期の始まりと誰もが言わしめるに足る大作である。そして,その手法はその後の「The Cave」や「Three Tales」と言った超大作に受け継がれて行く・・・。

この曲を繰り返し聴くうちに,ぽた郎はいつしか,楽器を奏でるがごとく,歌を唄うがごとく,英語を喋ることを心掛けるようになった。相変わらず"r"と"l"をうまく喋り分けることはできないけど。それでもまあ,ジャパニーズ訛りのベタな発音からは少しは脱却できたのかな,と自分では思う。英語はイントネーション。言い換えれば,リズムと音程。そう,五線譜で書けるのです。そう考えると,英語の発音って,結構お気楽に勉強できますよね・・・? 

というわけで,皆の衆,ライヒを聴くべし! 結局,それが今回の結論。(笑)

December 22, 2004 | 幸せの低さ自慢。
C:3

幸せの敷居の低さを自慢する(?)人がいてはると,自分ももっと低いもので自慢してやろう,とがんばって低い低いものを探してしまいます(笑)。とはいえ,幸せは「探す」と見つからないものだというのはメーテルリンクによって証明済み。探すことをあきらめて,探すことを忘れて日常に忙殺されると,ふと,エアポケットのように,突然,ストンとやってくるものなのデス。低い低いシアワセが。

この日やってきたシアワセ(やはり「幸せ」より「シアワセ」の方がここでは馴染むかもしれない)は,福岡出張でのひととき。怒濤の弾丸列車から降り立ち(時速300kmというのは決して人間をシアワセにしない,と最近思う),仕事の待ち合わせ時間まで,あと30分。時計に目をやりながら,福岡でのお気に入りの珈琲屋を目指す。計算すると滞在時間は15分が限度。少々苛立ちながらも,それでも意地になって頑張って早足で目指す。扉を開ける。カウンターに座る。・・・すると,時間が止まる。街の喧騒から隔てられ,ここだけ時間のとまった別世界。モカ・マタリを頼む。丁寧にネルでドリップされるその雫を見つめる。カップに注がれた黒い液面を,しばし見つめる・・・。

ああ〜シアワセ。(^^; やっぱりここに来てよかった。これよこれ。このコーヒーさえあれば,も〜ワタシ,シアワセ〜っ。・・・って,なぜか理由もなくトゲトゲしていた自分がアホらしく見え,ここ数日の閉塞感が一気にふっ飛んじゃいました。

ほんまは小一時間まったりしたかったけど,予定どおりきっかり15分しかいられなかったけど,幸せ感一杯で,そのあと鼻歌まじりでスタスタ仕事に向かいました。たかだかコーヒー一杯で(それは時としてウィスキー一杯だったり蕎麦一枚だったりもするが)お気楽極楽のシアワセ・・・。と,敷居の低いシアワセに浸る自分を改めて発見。それ自体もまた幸せナリ。

みなさんも,敷居の低い幸せ,持ってますか?(^^)

December 12, 2004 | ゴールキーパーの不安
C:0

パブでフットボールを観るのは愉しい。居酒屋ではプロ野球でもよいだろうが,パブで,それもアイリッシュパブやイングリッシュパブでは,エール(ビールではじてない!)をちびちびやがら観るのは,やはりフットボール(サッカーと訳してはいけない!)でなくてはならない。ぼくは別段フットボール・ファンでなもないが,この日,たまたま行きつけのパブに入り,フットボールの試合をやっていて,エールをちびちびやりながら,思わず最後まで観いってしまった。これぞパブの醍醐味。

さて,ここで述べたいのはパブ論でもフットボール論でもない。この日ぼくがたまたま見た試合で起こったちょっとした出来事について,個人的に非常に気になったので,少し述べてみたい。この日の試合(トヨタカップ)はヨーロッパと南米のクラブチームのトップが雌雄を決する国際試合。FC Porto, Once Caldas, 両チームともそれぞれの大陸ではビッグクラブではないものの,それぞれの持ち味を活かして勝ち残ってきたチーム。結果は延長の末,PK戦までもつれ込んでのディフェンス型ゲームで(その後の新聞や報道ではいろいろと辛口のコメントも書かれていたが),パブの大画面で見る試合はそれなりに白熱した面白いゲームであった。しかし,ぼくがここで述べたいのは試合の内容ではない。ここで敢えて言いたいのは,その桧舞台の片隅で起こった,ニュースではほとんど取り上げられないほどの,小さな事件なのだ。

後半も中盤に差し掛かったところ,FC Portoのゴールキーパーが突然倒れてしまった。別段危ういクロスになったわけでもなく,ボールも何もないところで,突然GKがひとり倒れている。しばらくカメラも気がつかないほどに。担架が運ばれ,一時は気丈に立ち上がったものの,結局は担架に乗せられて退場。代わりのGKに交代が告げられる。・・・さぞかし無念だったろう。今やその存在意義が少々薄れてしまったとはいえ,欧州と南米のトップが対決するクラブチームの世界決定戦。その桧舞台の最中,守護神たる主役たる自分が倒れて退場。しかも名誉の負傷ではなく,体調不良で人事不省・・・。本人にとってはさぞや無念だったろう・・・。結果として試合はPKを制してFC Portoが運良く(まさしくPKは運頼み)勝利したものの,それだからこそ,途中でフィールドを去るのは一生の不覚だったに違いない。スポットライトを浴びる前に敢えなく退場する大黒柱。一方,敵方のキーパーは敗北してなお雄叫びを上げ伝説を残し,PK戦の立役者としては控えのキーパーに主役の座を取られてしまう・・・。結局,GKの交代は新聞もネット記事もほんの短くしかコメントしない程の瑣末事に過ぎないのか・・・。

しかし,ぼくの目にはこのシーンが鮮明に目に焼き付いてしまった。「体調管理はプロの仕事の基本」,と言ってしまえばそれまでであるが,その日のちょっとしたコンディションで,自分では大丈夫と思いながら(決して過信ではない),最悪の結果になってしまう危うい分水嶺。大舞台の最中での突然の奈落への転落・・・。これは我々サラリーマンの明日にも,十分起こりうることなのだ。試合に勝ったはずなにのに,チームメートが勝利の美酒に酔いしれているのに,フィールドを人知れず去る敗軍の将(いや,官軍の負傷兵,といったところか)。ぼくはそうは絶対ならない,なりたくないと思いつつ,その姿はもしかしたら明日の自分の姿かも知れない,と一抹の不安を覚えつつ,報道では決して触れられないその彼の背中を想像しながら,ぼくはフットボールの栄華の中に人生を重ねずにはいられなかった。

パブでフットボールを観るのは愉しい。フットボールは人生の縮図であり,パブもまた人生の劇場であるからかもしれない。その舞台の片隅で,誰もがあまり気にしないちょっとした事件が,ぼくの脳裏には鮮明に焼き付いて離れない。ぼくは,不運のGKに向かって「お疲れさま」と小声でつぶやきながら,ほんのちょっと底に残ったエールを飲み干し,パブを後にした。

【12月22日加筆・公開】

December 05, 2004 | 沖縄の収穫
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今回の沖縄はたった二泊三日の出張だったんで,沖縄を堪能する時間は殆どなかったんですが,仕事が終わってからほんの1〜2時間,ダッシュで国際通りをブラブラし,とりあえず獲物をゲットしてきました。(^^; 今回は念願のカンカラ三線(サンシン)。色はもちろん「黒」です,ハイ。楽器としてはちゃんとしたものを買うべきなんでしょうが,そうすると数万はしちゃうし,もし忙しくてほったらかしになっちゃったらもったいないし・・・ということで軟弱にお土産用のカンカラにしました。ヒマを見つけて爪弾いて,ちょっと上達するようになったら,ちゃんとした三線を買おう。(いつになるやら・・・。)

CDの方は,国際通りの高良レコードさんに沖縄民謡視聴用に300連奏のCDチェンジャーがおいてあるので,これまたダッシュで選曲しまくりで,気に入ったCDを見つけてきました。やはりサンプルCDが聞けるのがありがたい〜。というわけで今回はもちろんハズレなし。(^^)v

首里フジコ Stormy Weather,247Music, DECD-0004.
このヒトの声はなんとも言えない魅力があります。ハスキーで艶やかでエロティックな声。ボサノバともジャズとも島唄とも言えるようで言えない,それらが全てミックスしたクレオール的な音楽。すばらしい〜。大アタリです。

神谷千尋 美童しまうた,blue inc., MYCD-35001.
これもサンプルCDを視聴しまくって決めました。若いおねーさんの島唄が聞きたくて。(^^; 正確には純粋な島唄ではなく,オキナワン・ポップスですが,歌唱力が抜群で実に島唄っぽい鄙びた感じがよいですね。こういうの好き。

■てぃゆむたきどぅん 種子取祭奉納舞踊曲,Kokusai Boueki, KOKU3-0017~0018
日本三大秘祭のひとつとも言われる(たぶん)竹富島の種子取祭(たねとりさい)の奉納舞曲を収めてある全2枚組のCD。これはフォークロア的にも貴重! 民族音楽ファン垂涎。ゆる〜い時間が流れます。ああっ,竹富島,行きて〜〜〜っ! 

七月エイサー,マルフクレコード, ACD-9.
エイサーのCDって実はあんまし持ってなかったんで,買ってみました。それに,このエイサーは謡が嘉手苅林昌さんなんだわー。こりゃもう,買うしかないでしょう!っていうか,なんで今まで買ってなかったんだ!っていうスグレもののCDです。

よなは徹 プレゼンツ カチャーシー・ア・ゴーゴー,Respect Record, RES-92.
ジャケとタイトルからするとポップスっぽいアレンジかと思いきや,純粋に古典楽器のみの正統派民謡。しかし,ひたすらカチャーシーのオンパレードなので,ハイテンションなこと請合い。そう言う意味ではむちゃポップです。ハイ。

登川誠仁&知名定男,Respect Record, RES-79.
せい小(ぐゎー)さんのCDは見たら買ってしまうでよー。しかも知名定男さんとのコンビ。これはこれはゴーヂャスで渋い。ついでにCDブックレットもゴーヂャスで分厚い。CDケースの厚さもフツーのやつより2割増。(笑)

【12月13日本文追記】

December 02, 2004 | 受動喫煙車両
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先週一週間は連続4日,新幹線に乗るハメになってしまいました。で,そこで一言。「喫煙車の隣の禁煙車は避けたい!」

予定が直前まで決まらないぽた郎は(いつもギリギリに仕事をやってるのが悪いのだが),新大阪駅に直行しその場で一番早い新幹線を取ることが多い。なので残っている席に文句は言えない。しかし,これが例えば5号車の若い番号とか14号車の20列に近い席とかが当たっちゃうと最悪なのだ〜。新大阪→東京(もしくは東京→新大阪)の約2時間半,ず〜っと頭の痛い思いをしながら我慢して乗らなきゃならん。これは苦痛〜。ぽた郎の頭は超高性能センサーが付いているので(笑),ちょっとでも二酸化炭素濃度が上がるととたんに頭痛くなるのだ・・・。

隣の車両から漏れてくるタバコの煙。あれはなんとかならんかのぅ〜。正直言うと私は喫煙者の部類に入るし(お酒を飲んだときだけ,月に数本程度),原理主義的な喫煙撲滅運動家には決して賛同はしないが,この閉鎖空間で隣でタバコを吸われることくらい不愉快なことはない。(ちなみに蕎麦屋でタバコを吸われるのも我慢ならん!) JRさんよ,この点どない考えてはるの〜っ?

・・・とそう思ってたら,12/1の日経新聞の夕刊にこんな記事がありました。
■「隣煙車両」にご注意,日経新聞,2004年12月1日夕刊
ネットで探してもまだ掲載されていませんでしたが,かわりに東京新聞での同様の記事が見つかりました。
http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/news/2004/1113-6.html
やはり皆さん不満におもってらっしゃったのね・・・。というところで,ぽた郎の提案。

 1. 喫煙車両と接する禁煙車両は「受動喫煙車両」として料金半額に値段を設定する。
 2. 喫煙車両は料金倍額に設定する。
 3. 新幹線は国内線航空便とおなじく全面禁煙にする。

さーて,みなさんはどれがよいと思いますでしょうか? (^^)

【12月13日, 12月22日一部語句修正】