May 24, 2004 | Ave Verum Corpus
C:7

ぽた子さんが最近お気に入りのNHK「100語でスタート会話」のコーパス君,実は Poreporeさんの説では「死体君」(!!) と言うことかも・・・ということなので,気になって夜も眠れず,急遽調べてみました。(笑)

手持ちの辞書(Webster's Encyclopedic Unabridged Dictionary)で調べますと,「Corpus」は


  1. a large or complete collection or writings
  2. the body of a man or animal, esp. when dead.
  3. a body, mass or part having a special character or function.
  4. a body of utterances or sentences assumed to be representative of and used for grammatical analysis of a given language or dialect.
  5. a principal or catial sum, as opposed to interst or income.

とありました。なるほど〜。確かにやっぱりコーパス君は「死体君」だったのですね・・・。(笑)
語源的には「体」「本体」「大事なもの」というラテン語の意味から,やはり4の意味辺りが両者を繋ぐルーツかと思われますです。

ちなみに「死体」という意味では「corpse」の方が口語的・直裁的のような気がしますが,如何でしょうか。「corpus」というとラテン語と同じ綴りで「Corpus Christi」「Ave Verum Corpus」のようにちょっと格調高そうなニュアンスがあるのではないかと思います。(いや,こればっかりはネイティヴの方のご意見を伺わないとですね・・・。)どなたか,英語ペラな方,ご教授下さい〜。(^^; 

May 21, 2004 | Magnatune
C:4

いかんな〜,ヤバいモノを見つけてしまった。
最近,バッハ全集を夜中に聞く時はMacのiTuneでかけてヘッドフォンで聴いてるんですが,今まで使わなかったけど,やっぱりこれは便利〜。まだ手持ちCDをライブラリ化したりはしてないけど(やりはじめたらキリがないしiPodも買うハメになっちゃうんで踏み止まってます),iTuneで聴くラジオはオモロい。
その番組の一つが,「Magnatune」http://www.magnatune.com/
その中でも特にClassicalがタダものではない。ぽた郎の好きな古楽(Renaissance & Baroque)が延々とノンストップで流れる。これやヤバい〜。ヘッドフォンを離せなくなってしまう〜。これは麻薬だ〜。(笑) 明日も仕事なのに今日も夜更かし。あかんあかん・・・。
てなわけで,ハマりたい方は是非ドーゾ。(^^) → http://www.magnatune.com/genres/classical/
(iTuneからは「ラジオ」→「Classical」→「Magnatune Classical」でアクセスできます。)

May 16, 2004 | 黒田硫黄,完全不調和の大王
C:0

黒田硫黄について書かねば,と思いながら実にもう3ヶ月も経ってしまった。このヒトの作品について言葉を紡ぐのは非常に難しい。ガツンと何か感じるものはあるしかし,それが容易に言葉にならない。使い回された陳腐な感想を寄せつけない無言の圧倒感があるのだ。だからこそ,プロの物書きは黒田硫黄について書きたがるのかも知れない(「ユリイカ」2003年8月号)。難攻不落の城を攻めるように・・・。ぽた郎も(無謀にも!)挑戦してみよう。

黒田硫黄の魅力は「予定された反調和」にある。予定調和でも完全調和でもない,予定反調和,完全不調和とでも敢えて呼んでおこう。黒田の作品は,一見して破綻している(かのように見える)。書きなぐった動線,荒唐無稽な設定,支離滅裂な登場人物,脈絡の無いストーリー展開,果てはやる気のないような無責任で唐突なエンディング。・・・これだけ書くとまるで駄作の山を量産する無能漫画家を紹介しているようである。しかし一見そう見えて実はそうではないのが黒田の魅力。博学で学術的な時代考証,精緻でギミックなディテール,濃密で繊細な心理描写,計算しつくされた手の込んだプロット・・・。同じ作品,同じ作家にこれら両極端の評価が同居する大いなる矛盾性。それが黒田硫黄を黒田硫黄たらしめる魅力にほかならない。完全不調和。形式やスタイルがほぼ確立し,もはや閉塞感が議論されるほど成熟してしまった日本マンガの「お作法」を小気味良く破壊する恐怖の大王,それが黒田硫黄なのだ。

例えば,「富士山の戦い」(「茄子」第3巻収録)を見よ。また「鋼鉄クラーケン」(「黒船」収録)を見よ。茄子に酷似した宇宙生物の侵略により富士山頂でプラント技術者が孤立したり,巨大イカの力を借りて東インド会社がフランス艦隊を全滅させたり,そのような壮大なスケールに読者を引きずり込んだあげくに,主人公たちは平然と煙草を吸いながらマージャンをしたりバーで女を口説いたりしたまま物語は終わってしまう。なんのこっちゃ。で? あの設定は,あのディテールは,あの盛り上がりは,一体なんだったの? 読者はトツゼン作者にも主人公にも見放され,作品の中に置き去りされたままボーゼンとするしかない。この甚だ不親切で無責任なオチ。大団円も悲劇的な英雄の死も拒否した,物語の破壊。今や薄っぺらな「記号」になれ果ててしまった「エンディング」への葬送。それが黒田作品の深淵な罠であり甘い魅力と言えるであろう。

黒田はこれは綿密な計算の元に描いているのであろうか? それとも本能と直感で描いているのであろうか? ユリイカの鼎談を読む限り,どうやら後者のようである。しかしそれがどちらであっても大した問題ではない。読者はワクワクしながらページをめくり,黒田の世界に引き込まれ,爽快に裏切られる。物語から突き放された軽い喪失感と,冷静な自分を取り戻し現実に還る愉悦感。黒田の作品を読み終えたあと長く残る爽やかな(しかし決して単調ではない豊潤な)余韻は,あたかも良質の(しかし個性的でクセのある)モルトウィスキーのフィニッシュのように,長く,静かにたなびく。

May 11, 2004 | JR奈良駅,延命。
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一時期,取り壊しか?と騒がれていたJR奈良駅の旧駅舎ですが,その後,移築・保存が決定されていたようで,今日のニュースで曳屋工事が大々的に取り上げられてました。(朝日新聞大阪版夕刊では一面に写真付きで掲載。)ちょっとホッとしました。
http://mytown.asahi.com/nara/news01.asp?kiji=3190
昭和9年完成の典型的な和洋折衷様式。重厚感あふれる新古典っぽい箱モノの上に瓦屋根と宝輪,というなんともほほえましい(しかし当時の日本人が頑張って考え出した)なんちゃってスタイルは,ぽた郎は結構好きかも。密かに気に入ってました。
先日のmorioさんの記事でも解体の恐れがあるヴォーリズの建築についてコメントされてましたが,今回はよい方向で保存が決まったようでなによりです。やはり最後は近隣の住民の方々の力,というところでしょうか。この件でスクラップ&ビルドの風潮にちょっとでも歯止めがかかればよいな・・・と淡い期待を抱きつつ。

May 09, 2004 | LaQ
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 本日は江坂で買い物。ちょっとだけ買い物をして,そのあと家で仕事をする予定だったが,ついうっかり(というパターンが多いが),ヘンなものを衝動買いしてしまい,みごとドツボにはまってしまうことに。その名は,「LaQ」。
http://www.yoshiritsu.com/
LEGOもあれはあれでよいですが,LaQは平面がベースでそこから立体を構成できるのがミソ。写真は本日のぽた郎の作品。イミはないがシンメトリを構成してたらこんなんできちゃった。やっぱりシンメトリは美しいですな。おっと,週末に仕事の遅れを取り戻そうと思ったのにー,うえーん。・・・というわけで,きょうはまったりとムダな一日を過ごしました。ちょっと充実。( ̄▽ ̄)

May 08, 2004 | カンタータ全集雑感・補遺
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いろいろ書きたいことがあるが,まとまった時間がとれないので,取り急ぎ。備忘録的メモ。

● Joan Record関係
http://www.joanrecords.com  
 (Brilliant Classicsレーベルの発売元,Joan Recordのページ。ヘンなjavaを使ってるのでIEでしか見れないよーです。 )
http://www.joanrecords.com/classical/bach/bach-index.html  
 (Bach Edition のページ。リンクを辿ると演奏家情報が詳しく書かれてます。)

●対訳関係
http://www.emmanuelmusic.org/notes_trans/translations_cantata.htm
 (カンタータ全曲英文対訳が掲載されている Emmanuel Music という団体のページ。レイアウトもキレイでありがたや〜。)
http://www.damo-net.com/uebersetzung/jsbach.htm
 (カンタータ日本語対訳が掲載されているページ。全訳に向け進行中とのことです。ありがたや〜。)

●その他,バッハ情報
http://www.bach-cantatas.com/index.htm
 (バッハファンなら知らない人はない(?),最強のバッハマニアページ。レコーディング情報網羅。すごいぞここは。)
http://pine.zero.ad.jp/kuzunoha/cantata/index.htm
 (「バッハの教会カンタータを聞く」という個人の方の日本語ページ。教会暦順というのがありがたい。)

続きもあります。>>

May 04, 2004 | いまさらスター・ウォーズ?
C:4

さてもう寝よう,と思ってパソコンを閉じる前にYahoo!を見たのが運の尽き。こんなん見つけちゃいました。あーあ。
スター・ウォーズ トリロジー DVD-BOX <初回限定生産>
いまさらスター・ウォーズ初期三部作〜ぅ? もちろん買うともさ!(笑) 9月の発売まで忘れなきゃいいけど。

May 03, 2004 | カンタータ全集雑感
C:7

さて,もろもろ諸事情でその場のナリユキで買っちまったバッハ全集160枚組ですが,そろそろ感想を書くことにします(なにせCD160枚1080曲あるんでまだ全部は聴き終わってませんが・・・(^^;)。 Brilliant Classicsなるあんまし聞いたことのないレーベルから出ているこのバッハ全集 ,まだまだマイナーなのか,ネットで検索してもなかなか情報を得ることができないんで,個人的評価にせよちゃんと情報提供しておいた方がいいですしね。買おうかどうか躊躇している方々のためにもね。(誰かとは言いませんが〜。(^^))

■BACH EDITION, Complete Works 160 CD BOX, Brilliant Classics(Joan Record), (p)+(c) 2001.

全集全体の評はまた別の機会にするとして,今回はとりあえずこの中に含まれているカンタータ全曲についての感想を述べてみることにします。演奏はすべて Pieter Jan Leusink 率いる Netheralnds Bach Collegium & Holland Boys Choir。このLeusinkについて,ぽた郎は全く知識がありませんでした(最近の演奏家については全然勉強不足なんで・・・。ぽた郎の知識は10年くらい古い。(^^; )。それでも思いきって買った理由のひとつが,Tower Recordのお店のおにーさんが「古楽器ですよ。演奏はまあまあ悪くはないですよ。」とひとこと。これでピーンと来ました。買ってみて聴いてみて結果は・・・,まったくその通り。さすが,Tower。売り場の店員さんはみんなマニアックでエライ。(^^)

Leusink & NBC の演奏はまさに「まあまあ悪くはない」のひとことに尽きます。確かに Leonhardt Consort や Bach Collegium Japan, English Baroque Soloists などに比べると演奏が若干粗い。特にBCJで手持ちの曲と直接比較すると差が歴然。これは致し方ないかも(ぽた郎はBCJびいき(^^))。NBCの演奏は何曲か続けて聴いていると,明らかにムラがあり好不調の波があります。しかしこれは,カンタータ全曲200曲をこれだけ短期間に(他の団体のように十数年に亘るシリーズではなく)レコーディングしまくるのだからしょうがないところでしょーか。年間140試合こなすプロ野球の試合のようなものだとお考え下さい。

とまあ若干の難点を述べてみましたが,全体としては非常に満足のできる演奏であるとぽた郎は思います。演奏スタイルは18世紀オーケストラを彷佛とさせるアーティキュレーションのキビキビした瑞々しい演奏で,多少のアラはどんとこいのダイナミックかつスピーディで好感の持てる雰囲気。恐らく(これはぽた郎の勝手な想像ですが)連日連夜のBach漬けのレコーディングでメンバー全員がトランス状態ハイテンションになりながらの演奏・・・ってな感じじゃないでしょうか(笑)。そういうイキのいい雰囲気が伝わってくる微笑ましい演奏だとも言えます。独唱陣もこれまたやはり若干のムラはあるものの,ヴィブラートをあまり多用しない透明感のある唱法。合唱団もヴィブラートを抑え,人数が多い割には濁らない爽やかさを出してるのはオランダ系としては希有なところ(ってのは偏見?(^^; ぽた郎はイギリス系の声楽アンサンブルが好き)。さすがは Leusink の手兵,といったところでしょうか。

ちなみに難点といえば,演奏の水準ではなく,レコーディングとライナーノートにあると言えるでしょう。録音はあきらかにマルチマイクを多用しており音像が人工的で透明感がない。これは古楽器演奏としてはむしろ珍しい古典的録音と言えましょう。これは残念〜。もちろん,単にぽた郎の好みからくる感想で(ちなみにぽた郎は長岡鉄男教です(^^; ),聞き苦しいデメリットでは決してありません。ライナーノートはちょいと致命的な問題点があります。ライナーノートは500頁超で各曲の解説などは比較的わかりやすい英語で丁寧に書かれてるんでまあまあよいですが,声楽曲は対訳がまるでなく,すべてドイツ語歌詞の羅列のみ。これはツラい〜。せめて英語訳くらいは載せといてくれよ〜(x_x)。ちなみに曲の順番は脈絡がなく,BWV順でも作曲年代順でもありません。お目当ての曲が探しづらいのもやや難点か。

というわけで,多少の小さな「いちゃもん」はあるものの,これだけの水準の演奏が,他の器楽曲もおまけについて4万5千円で手に入るのであれば,文句無しでしょう! ちなみに,カンタータだけの全集も2〜3万で売られているようです。さあ,みなさまも一家に一台,Bach全集どうです?(←物欲沼へのお誘い(笑))

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