February 13, 2004 | メタ批評について。
先日の高橋源一郎で思い出した。ちょっと古いが引用しよう。私の非常に気に入っているフレーズ。
■浅田彰:蓮實重彦『映画 魅惑のエクリチュール』冬樹社 への書評 (「逃走論 ースキゾキッズの冒険ー」,筑摩書房(1984) 収録)
蓮實重彦の映画論は美しい。それは,おのれ映画についての言説という途方もなく醜悪な存在であり続けなければなることの不幸に身をよじり,映画に近づこうとしては映画から不意打ちをくらって敗走を重ねながらも,とりあえずは言説という映画=映画という言説とでも呼んでおけるであろうような不可能な極限へむかって漸近的ににじり寄っていくことをやめなからである。この点における倫理性ともいうべき徹底性が,おのれが映画ではなく映画論であることの不幸にまるで無感覚な凡百の映画論のあずかり知らぬ比類ない美しさを生み出しているのだ。』
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1. book
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